国民医療費の約3割、日本人の死亡原因の約6割を占める生活習慣病。特定健診とは、こうした生活習慣病の予備群といわれるメタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)に着目して行うもので、40歳から74歳までのすべての方が対象です。
健診結果から保健指導が必要とされた方には、専門スタッフ(医師、管理栄養士など)によるサポートが行われます。
これを「特定保健指導」といいます。
特定健診・特定保健指導の流れ
健診結果(ドック・定期健診等のうち、特定健診項目を満たすもの)から、以下の流れで行います。
【ステップ1】 内臓脂肪蓄積のリスクを判定
(1)腹囲が男性85cm以上、女性90cm以上
(2)腹囲は上記未満だが、BMI(※)が25以上
※BMI = 体重(kg) ÷ 身長(m) ÷ 身長(m)
(いずれにも該当しなければ特定保健指導はありません)
【ステップ2】 検査結果、質問票から追加リスク数をカウント
以下の1から4で当てはまるものを、1個のリスクとしてカウントします。
- 血糖 空腹時血糖:
100mg/dl以上またはHbA1c(NGSP):5.6%以上 - 脂質 中性脂肪:
150mg/dl以上またはHDL(善玉)コレステロール:40ml/dl未満 - 血圧 収縮期血圧:
130mmHg以上または拡張期血圧:85mmHg以上 - 喫煙歴:
上記(1~3)のうち、1つ以上に該当した場合にカウント
【ステップ3】 保健指導のレベルをグループ分け
ステップ1 | ステップ2 (追加リスク数) |
保健指導の内容 |
---|---|---|
(1)の場合 | 2以上 | 積極的支援 |
1 | 動機付け支援 | |
0 | 情報提供 | |
(2)の場合 | 3以上 | 積極的支援 |
1または2 | 動機付け支援 | |
0 | 情報提供 |
【ステップ4】 保健指導レベルにあわせたご案内を行います。
お問い合わせ
総務課(平日9:00~17:00)
電話:03-3666-2521
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